【JOGGO株式会社】SEO対策やコンテンツマーケティングによる成約・コンバージョン最適化

JOGGO株式会社 代表取締役 太田真之さん(左)、株式会社マスドライバー代表 牧野徹郎(右)
JOGGO株式会社 代表取締役 太田真之さん(左)、株式会社マスドライバー代表 牧野徹郎(右)
会社名JOGGO株式会社
施策対象商品革製品全般
提供サービスSEO対策、コンテンツマーケティング、動画マーケティング
目的オーガニック検索によるブランド商品の購買増加
効果ビッグキーワードで検索1位、検索流入数2000%増加

メイド・イン・バングラデシュの牛革製品の購買促進

――今回の施策対象について教えてください

太田真之さん(以下、太田さん):

JOGGO株式会社では、バングラデシュと日本の久米川にある自社工場で職人が製作した革製品をECサイトで販売しています。

環境や人に配慮し、次世代に「よりよい地球」をつなぐための製品づくりをしています。元々JOGGOは「ボーダーレス・ジャパン」という、ソーシャルビジネスを通じて社会問題の解決に取り組む企業の事業のひとつでしたが、2017年に「JOGGO株式会社」としてスタートしました。

14色からカラーカスタマイズをすることができ、オリジナリティのある商品がデザインできるのがJOGGOの製品の魅力のひとつです。財布やバッグなど毎日使うものだからこそ「飽きが来ないシンプルなデザイン」「性別で左右されないデザイン」を意識しています。

JOGGO公式サイト
https://joggo.jp/

――どのような施策を実施されたのでしょうか

太田さん:

SEO対策です。JOGGOの製品はECサイトのみでの販売で、設立当初はECサイトへの流入は広告が主体でした。女性が男性へプレゼントする「彼氏の誕生日」というキャッチコピーの広告を運用していましたが、改めてリサーチしてみるとクリックしない人が増えていることに気づきました。

JOGGOはバングラデシュで現地の人の雇用促進と生活工場をミッションとしている会社です。このまま広告だけの売り方を続けるだけだと、このミッションを達成することは厳しいでしょう。今後の発展のためにも、オーガニック検索での流入を増やしていかなければならないと考えています。

JOGGO株式会社 代表取締役 太田真之さん
JOGGO株式会社 代表取締役 太田真之さん

マスドライバー株式会社 牧野(以下、牧野):

まずは「皮財布」「バッグ」「レザー」などのビックキーワードを散りばめたコンテンツでSEO検索の上位を狙うという正攻法で進めました。

検索結果の表示や流入は順調でした。でも、人がいくら集まっても売れないと意味がないので、サイトに来てくれたユーザーさんにどうアピールするか試行錯誤しながら取り組んでいます。

株式会社マスドライバー代表 牧野徹郎
株式会社マスドライバー代表 牧野徹郎

コロナ禍をきっかけに変化が生まれた

――マスドライバーの牧野さんとはどのように出会ったのでしょうか

太田さん:

「STAYUP横浜」というシェアオフィスに行ったときに、そこを運営する上田さんという方に紹介していただいたのが出会いです。

上田さんはボーダレス・ジャパングループを応援して下さっていて、STAYUP横浜にご挨拶に伺ったんです。

そこで当時コロナ禍の真最中であったのに「STAYUP横浜」が賑わっていたのでとても驚きました。思わず「なぜ、こんな時期に集客できるのですか?」と上田さんに聞いたら、「うちのお客さんにすごい人がいる」とのことで紹介されたのが牧野さんでした。

>>「STAYUP横浜」の施策はこちら

牧野:

私は「STAYUP横浜」の最初の利用者で、上田さんと話しているうちにいつのまにかお仕事をいただくようになりました。

太田さん:

あとは感覚というか、牧野さんと話しているうちに、この人なら信頼できそうだなと思いました。奥様のお仕事も拝見すると親近感も沸きました。事業内容は異なりますが、目指す世界は同じだと感じたんです。

なにより、コロナ禍で新規シェアオフィスの集客という実績を出しているのはすごいと思いました。

JOGGO株式会社 代表取締役 太田真之さん

――JOGGOさんにもコロナの影響はありましたか

太田さん:

大きな影響がありました。

オンラインショッピングは注文した翌日に商品が届くのが当たり前になっている今、JOGGOは受注生産なのでお客様に商品が届くまでに通常便だと21日かかります。このように時代が変化している中、同じ広告を出しても効果が薄いのは当然だと思います。

そこにコロナの影響で納期が未定となってしまったのも打撃でした。コロナ禍でさまざまなジャンルのECサイトが急増したことも理由です。

JOGGOの製品はジャンルとしてはレザーアイテムですが、ギフトとして購入される製品でもあるので、もともと競合が多いジャンルです。今までと同じ広告出稿では数字が伸びません。

牧野:

2021年の4月からマスドライバーのSEO対策を始めました。

JOGGOのレザーアイテム

――SEO対策における目標設定について教えてください

大田さん:

最初はコンバージョンを見ていました。でも、そのうち流入数の方が重要だと思うようになったりして、今思うと右往左往していました。

牧野:

流入数が増えたら認知度が上がり、それが広告で購買につながるなど点より線で見るというか、入ってくれるセッション数はひとつの指標になると思います。施策でいうと、ブログやコラムのコンテンツのSEO対策によってトップページも上がるようなシステムにしています。

流入数200%アップという結果と今後の課題

――目標が定まらない中だったとは思いますが、どのような結果を得ましたか

太田さん:

自分たちでSEO対策をやっていたときはとても大変で、正直、このやり方だと何年もかかると思っていましたが、マスドライバーのSEO対策を導入してからは、流入数が最も多い時で200%増えました。それから、一般的に夏は皮製品が売れない傾向があるのですが、流入数が130%増加したりと、流入数は順調に増えています。

バイクエリの記事コンテンツだと上位を狙うのが難しいため、うちでできるのはノウクエリのコンテンツを増やして、流入数を増やすというやり方でした。でも、なかなかコンバージョンに結びつかないという大きな課題にぶつかりました。

――SEO対策に社内で懸念は出ませんでしたか

太田さん:

社内では、ここ3年間で数字が横ばいになっているにもありSEO対策をやらなければならないという雰囲気はありました。ただ、少し知識があるスタッフに言わせると、結果を出すためには、競合が多すぎるので難易度が高すぎるんじゃないかと。やらない方がよいのではないかという声もありました。

JOGGO株式会社 代表取締役 太田真之さん

牧野:

エンジニアさんたちにも協力していただき、コラムに商品紹介を目立つように入れてもらう、カテゴリのページで効果がありそうなテキスト入れてもらうなど、SEO対策のあらゆる方法を、いろいろな人の手を借りて試しています。

太田さん:

そのおかげもあり、最大の成果としてはやはり流入数の増加なので、ここからうまく展開していきたいと考えています。

オーガニックからの流入が増えて、そこからの売上が広告と同じくらいのボリュームになる構成を目指しています。さらに言えば、将来的には広告の割合を減らしていきたいです。

スピード感と的確な判断がなによりの強み

――マスドライバーとの協働による気づきはありましたか

太田さん:

はい。ベンチャー企業を経営することで常に自分の能力を問われ、思い知らされているような気がしているのですが、そんな中、マスドライバーの牧野さんと一緒に仕事をすることでスピード感やコンテンツの量など、ベンチャー企業に必要なことがいくつか見えてきました。

今までは、ひとつの企画や施策に対して、どちらかというとていねいに時間をかけてやっていたのですが、例えばABテストでどっちにするかを話している最中に、牧野さんはその場で調べて「こっちにしましょう」と言うようなスピード感と判断力があり、実際に数週間でその結果が出たこともありました。

ベンチャーだからこそ、こういうところを強みにしていきたいし、こうして伴走していただけることはありがたいです。

牧野:

せっかちなので、早く結果を出したいのもあります(笑)

株式会社マスドライバー代表 牧野徹郎

――いい循環が生まれていますね。今後、マスドライバーにさらに期待することはありますか

太田さん:

まずは、確実に流入数をコンバージョンに変えていきたいです。そして、オーガニックでの売上構成の割合を上げていきたい。経営者として、この課題は必ずクリアしないといけないという思いです。

牧野:

課題をクリアしつつ、新しい金脈を探せたらいいですね。JOGGOの製品は女性から男性へのプレゼントというコンセプトが今まで主流でしたが、色を選べることや風水という切り口も加わりました。さらに新しい世界観をつくっていくためにも、今後さらに基盤を強化していけたらと思います。

JOGGO株式会社 代表取締役 太田真之さん(左)、株式会社マスドライバー代表 牧野徹郎(右)

Webマーケティング・事業成長についてご相談下さい

お悩みごと、不安なこと、お気軽にお問い合わせください。
担当者がどんなことについても詳しくご説明します。