
会社名 | ラディックス株式会社 |
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施策対象商品 | 「STAYUP横浜」(シェアオフィス事業) |
提供サービス | アナログ施策連動、広告運用、ホームページ制作運用に伴うSEO対策、事業全般におけるインハウス支援 |
目的 | 「STAYUP横浜」の成約率アップ |
効果 | 認知拡大と契約者の増加 |
シェアオフィス「STAYUP横浜」の認知拡大
――今回の施策対象について教えてください。
上田庸司さん(以下、上田さん):
2019年6月にオープンしたシェアオフィス「SYAYUP(ステイアップ)横浜」です。当初、マスドライバーには広告運用、ホームページ制作などのサポートをしてもらいました。
でも、元々デジタルマーケティングは一切信用していなかったんです。

――「信用していなかった」のは、なぜでしょうか。
上田さん:
今まで、信用できる会社に出会ってこなかったのもあって、よくわからない施策を言われるがまま進めていくことに抵抗感がありました。なので、ウェブマーケティングは自分たちでやっていくしかない、と考えていました。
でも、マスドライバーの牧野さんと出会って、この人だったら任せてもいいかな、と。今まで出会ってきたウェブマーケティングの会社とは明らかにちがうからです。簡単に言うと、牧野さんの人間性なのかもしれません。
これまでウェブマーケティングをお願いしていた会社は、行動が可視化できませんでした。こちらに対してもしつこく詰め寄ってこないことがほとんどでした。
佐藤千里さん(以下、佐藤さん):
マスドライバーの牧野さんは、私たちの事業のことを知ろうとしてくれました。たくさん質問をしてくれて、できていないことに対しては「これをやれてない理由ありますか」と良い意味で詰め寄ってくれて、できる方法を一緒に考えてくれました。
ホームページ制作でも「ここにこのコンテンツがある理由は?」などと細かくていねい聞いてくれたので、そのプロセスがブランディング強化につながったと思います。
そして、結果的にコロナ禍で同じ地域の競合他社は撤退しましたが、「STAYUP横浜」は順調に契約者が増加しています。

マスドライバー株式会社 牧野(以下、牧野):
オープン当初は近くに競合他社があり、しっかり施策を実施しないと勝てないと思いました。限られた予算の中で結果を出すために、人海戦術でスタッフのみなさんの手をお借りしました。

コロナ禍でも人が増え、賑わうシェアオフィス
――コロナ禍でも順調に「STAYUP横浜」が成約率を上げることができた理由は。
上田さん:
人に会いたいと思うような場所づくり、でしょうか。
佐藤さん:
お客さん同士も仲良くなっているし、スタッフとお客様もそうですし「STAYUP横浜」には、人に会いに来るための雰囲気があると思います。
牧野:
一見、シェアオフィスやコワーキングスペースは、ドライに仕事をするイメージもあるかもしれません。でも「STAYUP横浜」にはどこか暖かい雰囲気があって、実はそういうものを求めている人が少なくないのかもしれません。

――当初の目標設定について教えてください。
上田さん:
そういうのを決めるのが好きじゃないんです。
佐藤さん:
だから牧野さんを困らせてしまって(笑)
牧野:
目標、ないわけないですよね(笑)
上田さん:
目標も含め、すべてを牧野さんに任せていました。
結果だけを求めて、目標に到達するためには無理をしないといけない。その「無理」は、必ずどこか別の場所に「無理」が出ます。そして「無理」が重なると、どんどん会社が歪んでいってしまいます。
最初は利益にならず、目標数値に届かないかもしれませんが、とにかく無理をせず、本来大切にするべきことを最初から大切にしたいと思いました。
「STAYUP横浜」は「ステイすると気持ちがアップする」という思いで名付けました。それは例えば映画の「オールウェイズ3丁目の夕日」の舞台や長屋文化のイメージに近いです。お金や売り上げ、集客がどうのこうのではなく、人の心の暖かさや熱さを崩したくなかったので、あえてお金には目を向けないという考え方をしました。
牧野さんを心から信用していましたし、もし裏切られてもこの人だったら仕方ない、と思うくらいです。
今まではウェブマーケティング自体を信用していませんでしたが、牧野さんに出会って信用するようになりました。

佐藤さん:
牧野さんとしてはこんなにウェットなお客さんどうなんだろうと心配で、面倒でごめんなさいと思っていました(笑)
でも、うちのこういう雰囲気を理解して受け入れて伴走してくれて、ここまでの人はなかなかいないと思います。
牧野:
いつも、楽しくお仕事させていただいています。気持ちよく仕事ができるので充実感もあります。
ゼロを100にするようなインハウス支援
――STAYUP横浜にしかない独特の雰囲気は、上田さんのおっしゃる長屋文化のような暖かさからきていて、それが結果的にブランディングや集客につながったのかもしれませんね。オンラインとオフライン施策の連動はいかがでしたか。
上田さん:
とにかくここに人を連れてきていただけたら、あとはなんとかなるという自信はありました。
牧野:
一度「STAYUP横浜」に足を運んでもらえさえすれば成約する確率はかなり高いので、人を連れてくることができるような文言などを意識してチラシ制作にも意見を取り入れていただきました。
――最初からインハウス支援も意識されているとのことでしたが、どのくらい実現できていますか。
佐藤さん:
まだまだ牧野さんに頼っていますが、少なくとも自分たちで、マーケティングの目線で様々なことを見られるようになったと思います。ホームページの作り方やSEO対策、広告の打ち方などについて、研修や授業のように興味深い内容をていねいに教えていただきました。
最初は本当に何も知らない私たちに寄り添ってくれたおかげで、今は「将来的には自分たちで解決できるかもしれない」という可能性を感じています。
課題もたくさんもらっていて、それを解決する方法も学べていて、まさにゼロを100にしていただけました。

牧野:
将来的なインハウス運用が前提だったので、課題を出して、みんなの手を借りて解決していくという方法で進めました。
上田さん:
「STAYUP横浜」のマーケティングがうまくいったのは、自分たちと牧野さんが相思相愛の関係だったからです。心から信じることができる牧野さんに出会えたことがいちばん大きい。
牧野さんがやりたいことに対して、こちらは忠実に動くというシンプルなやり方です。だって、素人が考えてもわからないことは、プロである牧野さんに任せたほうがいいですよね。これもすべてお互いの信頼感が高いからこそ、実現できました。
愛のある仕事、幸せになるためのビジネスを
――マスドライバーのサポートで得た、もっとも大きな成果はなんだと思いますか。
上田さん:
はっきり見えていますよね。こうして、STAYUP 横浜にたくさん人が集まり、賑わっていることです。そして、牧野さんが愛を持って、うちのスタッフたちと楽しく仕事をしてくれること。
自分たちの想いや信念、価値観をしっかり考え、それを牧野さんに伝えました。あとは牧野さんがどれだけ歩み寄ってくれるかでした。これは、社会に対する存在意義(パーパス)を軸にした「パーパス経営」と言われていますが、牧野さんが自分たちのパーパスに最大限に歩み寄り、融合することができたから成果が出ました。
――今後、マスドライバーや牧野さんに期待することはありますか。
上田さん:
これからも仲良くしてほしい。それだけです。
そもそも何のためにビジネスをするのか。それは「人を幸せにするため」です。幸せとは自分の価値観が満たされた状態です。「人が喜んでくれる」という価値観を大切にするような生き方をすればよいだけで、ビジネスとはその対価がお金であるだけで、ビジネスで幸せになるかならないかはマインドの持ち方次第です。
お互いが幸せになりたいから、お互いにビジネスをやっている。牧野さんは「STAYUP横浜」が盛り上がってほしい、私たちは牧野さんに幸せになってほしい。人は、不幸になるために働いていません。
佐藤さん:
牧野さんは、ちょっとした打ち合わせでも、ちゃんと会って話しましょうと言ってくれます。とにかく私たちを理解しようとしてくれて、大事にしてくれていると感じます。
牧野:
おかげさまで、毎日楽しく仕事をさせてもらっています。
上田さん:
人はなぜ働くのか。それは幸せになりたいからです。
これを伝えたいから「STAYUP横浜」を作りました。働く人たちの心がアップする場所として、これからも展開していきたいと思います。
