【株式会社ソーシエ】自立支援型デイザービス「ヒトテマ茅ヶ崎」の仕事の魅力を伝える動画制作・発信

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会社名株式会社ソーシエ
施策対象商品自立支援型デイザービス「ヒトテマ」Instagram、TikTok、ユーチューブ
提供サービス動画コンテンツのコンサルティング(企画/制作/運営)
目的デイサービス「ヒトテマ」の人材採用、認知度アップ
効果SNS を活用しての人材採用成功、Instagram動画累計再生回数は190万回以上を突破、1年以内で介護職員4名の採用に成功

参考プレスリリース
マスドライバー、ショート動画を活用し自立支援型デイサービス「ヒトテマ茅ヶ崎」に4名の採用を実現

若い人材の採用につなげるためのSNS運用

――今回、施策を導入した背景について教えてください

田村直己さん(以下、田村さん):
株式会社ソーシエでは、飲食事業部と教育福祉事業部の2つの柱を中心に、多角的な事業・ブランドを展開しています。

そのひとつである、2023年にオープンした「ヒトテマ茅ヶ崎」は、作業療法士監修の自立支援型の通所介護施設です。利用者さまのケアにひとてまを加えて、利用者様ができないことができるようになる、そんな場所を目指しています。

ソーシエでは現在、SNSを活用して採用につなげていこうという動きがあります。今回、マスドライバーさんにお願いしたのは、「ヒトテマ茅ヶ崎」のSNS運用、動画編集、企画などのコンサルティングサービスです。弊社としてはSNS運用が会社の取り組みとして初めてだったので、撮影や編集などすべてにおいてサポートしていただいています。

最初は本当になにもわからないところからスタートしました。かかる工数など、作業の大変さについて知る者もいなかったので、自分たちにできるのかという不安はありましたが、現在、マスドライバーさんのサポートのおかげでInstagram、TikTok、ユーチューブで縦型のショート動画コンテンツを発信しています。

株式会社ソーシエ 人財戦力室 リーダー 田村直己さん
株式会社ソーシエ 人財戦力室 リーダー 田村直己さん

――施策により解決したかった課題は? 

田村さん:

昨今、労働人口の減少が日本社会全体でも課題になっていると思います。会社の存続のためにも、若い人材の確保は必須ですが、それを若年層が使っているツールであるSNSで解決できるのではないかと考えたからです。

既存の職業紹介所などではどうしてもシニア層が多く、40代くらいまでの若い世代の人材採用をどう進めていくかが課題でしたが、SNSならそれが解決できるのではないかと思いました。

オープン100日まで毎日の動画投稿でファンづくり

――協働のきっかけは

マスドライバー株式会社 牧野ユカコ(以下、ユカコ):
ソーシエさんとは利用しているシェアオフィスが同じで、そこで顔を合わせるうちにマスドライバーでSNS運用をお手伝いすることになりました。

新しく事業所をオープンされると聞いたので、そのオープン前から撮影を始めてオープンの日までの過程を追っていけるような動画を作ってはどうかと提案させていただきました。

静止画も考えましたが、やはり今の時代、動画の方が多くの人の目に止まります。動画の撮影と編集という運用における負担は増えますが、ちょっとがんばってみましょうということで始まりました。

株式会社マスドライバー SNSマーケティング責任者 牧野ユカコ
株式会社マスドライバー SNSマーケティング責任者 牧野ユカコ

――始めるにあたって、懸念していたことはありますか

ユカコ:

利用者様をどこまで動画に映してもよいのかという細かいことから、誰が動画を編集するのか、という根本的な問題もありました。動画をコンスタントに出すための人材確保がいちばんの心配でした。

田村さん:

私が編集を担当することになったのですが、やってみるととにかく楽しかったです。

実は過去に少し動画編集の経験はあったのですが、マスドライバーさんにサポートや指導をしてもらって、編集スキルを磨けているという実感があります。始めるにあたって、動画編集に使う編集ソフトの選定などもアドバイスしていただけたのでそれも助かりました。

さらによかったのは、これまで会社内の他の事業部と関わる機会は少なかったのですが、編集を担当するようになって、事業部を横断して横のつながりができたこと。結果として、私たち自身も会社の事業に対しての理解を深めることができたのは、大きなメリットでした。

マスドライバー株式会社 リードディレクター甘粕亜由美(以下、甘粕):

とはいえ、最初は本当に大変でしたよね。SNSで最初に着手したのが、事業所オープンまでの100日、毎日動画を投稿するという企画だったので。

マスドライバー株式会社 リードディレクター甘粕亜由美
マスドライバー株式会社 リードディレクター甘粕亜由美

田村さん:

僕の「毎日」は平日の5日だけだと思っていて…。実際には週7日で、けっこう大変でした(笑)

ユカコ:

コンテンツのストックが足りなくなったら私たちも撮影に行ったりして、一体感は生まれましたよね。

田村さん:

82回の投稿で累計18万回再生、新規の方11万人にリーチしました。結果的にはすごくよかったです。

ユカコ:

フォロワーも運用経験もゼロから始めて、ここまで数字が伸びることは、正直想定外でした。投稿した動画の本数がやはり効いているのと、そのうちの何本かヒットしたのもあり、よい結果が出たと思います。

実際にSNSが採用にもつながった

――社内ではどのような反応がありましたか

田村さん:

社内でもアカウントの周知をして見てもらったのですが「昨日の動画、おもしろかった」と感想を伝えてくれたり、チャンネル登録やフォローをしてくれたり、社内の反応もすごくよかったです。

視聴者も共感してくれて「楽しく見ている」「がんばってください」などのコメントをSNSでもらえたりして、それがモチベーションにもなりました。そして、当初の期待通り「働いてみたい」「オープンしたら見に行きたい」という声もあって、とてもうれしかったです。

株式会社ソーシエ 人財戦力室 リーダー 田村直己さん

――まさに狙い通りのリアクションですね

ユカコ:

動画では「ヒトテマ茅ヶ崎」の利用者様だけでなく、従業員にもフォーカスするようにしました。毎日のミーティングや事業所でペンキを塗っている姿など、裏側というかリアルさが伝わるような企画を心がけたのがよかったと思います。

田村さん:

実際に「ヒトテマ茅ヶ崎」のSNSがきっかけでソーシエグループ内に入社された方もいます。たしか、SNSを始めて4ヶ月目くらいだったと思います!

ユカコ:

採用媒体に支払う金額を考えると、SNSでの採用にはメリットがあります。前提として、SNSのアカウントを育てるのは時間かかるので、継続した投稿は必要ですが、動画でリアルな現場の様子や裏側も見せているので、ミスマッチも減ると思いますし、文章だけで「楽しい職場です」と伝えるのとは大きな違いがありますよね。

田村さん:

文章と写真で伝えるより、動画は圧倒的に情報量が多いです。文字では伝わりにくい、職場や人の「雰囲気」がそのまま伝わるという点でも、視聴者に現場の様子がしっかり届いている実感があります。

――動画編集とSNS運用について、工夫したことについて教えてください

田村さん:

すべてにおいてやったことがなかったので、動画のクオリティもそうですし、内容の方向性が合っているのか不安になることも多々ありました。

正解がわからない中、マスドライバーさんに内容を確認してもらってフィードバックをもらい、修正をしてから投稿できたので助かりました。

そこで指摘されたことのひとつとして、「誰に伝えるのかという視点が抜けている」というものがありました。自分たちで楽しい動画を作ろうとすると、どうしても身内ネタになってしまいがちです。でも、初めて視聴した人にとってそれが本当におもしろいのか、という視点に気づかせていただきました。

また、動画が自分たち以外の人、たとえば利用者様の家族、ケアマネージャーさんなどにどう伝わるという、多角的で俯瞰した視点も、ゆくゆくは内省化を目指しているのでとても勉強になりました。

ユカコ:

小さな情報もていねいに現場で共有するミーティングを当たり前のように毎日行っている姿を伝えることができたら「ていねいに利用者のことを考えてくれる場所なんだ」と視聴者に感じてもらうことができます。

内輪ネタだとどうしても視野が狭くなってしまい、刺激を求めた結果炎上してしまうというパターンもありますが、あくまで企業アカウントなので炎上は絶対に避けるべきです。

炎上しないコンテンツという点では、大企業の人事部で働いた経験があるのでコンプライアンスなどのベースラインを知っていること、自分自身も障害者というのも影響しているかもしれません。

株式会社マスドライバー SNSマーケティング責任者 牧野ユカコ、マスドライバー株式会社 リードディレクター甘粕亜由美

採用にもつながり、視聴者に喜んでもらえる動画を

甘粕:

動画を見て、自分の家族を任せたくなる施設であるかということは、かなり意識しました。従業員だけでなく、利用者さんも楽しそうにしていて、「誰が見ても気持ちがよい動画」を目指しました。

また、直接現場に行って企画を立てたこともあります。従業員の方たちと話している中にヒントがたくさんありました。

朝、利用者さんが来てコート脱ぐときにさっとハンガーを渡すとか、靴を履きやすいように椅子の位置を変えるとか、優しい声がけとか、現場の方たちにとっては「当たり前」のことも、部外者の視点が入ることで、動画の企画になったり、伝えるべき魅力だったりもします。

流行っている音楽に乗せて、若い世代の心配事を解消するようなことを人生経験豊富な利用者さんに語っていただくなどの工夫もしました。

ユカコ:

地道な部分もしっかり見せたいし、何を見せたいかは動画ひとつひとつの企画や目的によって違います。一般的なもの、トレンドを意識したもの、採用につながるもの…とそれぞれの動画のバランスを見て出しています。このようにバリエーション豊かなコンテンツを出せるのが、ショート動画のメリットです。

――今後の展開についてどのように考えられていますか

田村さん:

方向性は変えずにこのままSNS運用を継続し、採用につなげていきたいです。

事業所や会社のことを知ってもらえる動画コンテンツを発信し続けて、一人でも多くの方に「ここで働きたい」と思ってもらいたいです。

今後もマスドライバーさんに伴走してもらいつつ、高い成果や結果を求めるために、高いレベルでのご指導していただきたいです。

少しずつ自分の編集技術が上がってきていると感じていて、会社の採用ページの動画も私が担当させてもらうなど貴重な経験をさせてもらいました。最近は動画編集で1発OKが出るようになっているのも自信につながっています。

甘粕:

採用につなげるのと同時に、発信している動画で利用者さんの家族やケアマネージャーさんに喜んでいただいていることも大事にしていきたいです。

ユカコ:

みんなが喜ぶようなSNS運用を続けていけたらと思います。

田村さん:

これからもよろしくお願いします!

株式会社ソーシエ 人財戦力室 リーダー 田村直己さん

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