会社名 | ラディックス株式会社 |
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施策対象商品 | 新卒採用ページ |
提供サービス | 広告運用の内製化(インハウス)支援、ホームページ制作のコンサルティング |
目的 | 広告効率と新卒採用に向けた認知度アップ |
効果 | 広告運用の内製化(インハウス) 広告費削減 HPの成約最大化 |
会社の新卒採用広告をゼロから運用することに
――今回はマスドライバーのどのサービスを利用しましたか。
ラディックス株式会社 中田修一さん(以下、中田さん):
広告運用のコンサルティングを牧野さんにお願いしました。
今まで新卒採用の広告運用は外資の日本法人の企業にお願いしていました。ある程度の規模の企業で2年ほどのお付き合いがありましたが、費用対効果が見えないという悩みを抱えていました。これは自分たちに広告の知識がなく、説明を受けてもあまり理解できなかったことも要因だったかもしれません。
広告予算の効率化と、私たちが知識をつけて自走できる形にすることの両方を実現するために、関連会社であるSTAYUPの上田さんにご紹介いただいたのが牧野さんでした。
――これまでお付き合いのあった会社から切り替えることに対して、社内で反対や懸念事項はありましたか。
中田さん:
懸念はありました。費用対効果が見えないとはいえ、ノウハウもあってそれなりに運用はできていました。そこから、マスドライバーにサポートしてもらうとは言っても自分たちで運用することになるので、本当にうまくいくのかという漠然とした大きな不安がありました。
マスドライバー株式会社 牧野(以下、牧野):
知見が貯まっているアカウントもなく、情報がゼロの状態からなので、これは大変だと思いました。
――具体的にどのような進め方をしたのでしょうか。
中田さん:
具体的には、就職活動中の学生さんに当社を知ってもらい、説明会に足を運んでもらうというコンバージョンを上げるために、ワイヤフレームの部分や採用ページの作り方、キャッチコピーのテキストなどについて、牧野さんに相談しました。
当時はとにかく不安で、この不安を牧野さんがすべて解消してくれると期待して、かなり初歩的なことから相談させていただきました。今は、ラディックスという企業ブランドを高めるための採用サイトの作り方、そこに組み込むテキストやクリエイティブの見せ方のアドバイスもいただいています。
基本的には私たちが自走して運用していますが、全般的なアドバイスを牧野さんにお願いしています。今年はおかげさまで順調に広告効果が見えてきたので、連絡を取る頻度は減りましたが以前は細かいところまで相談をさせていただきました。
牧野:
そうですね。私はHPやLP制作と、そこに集客するためのSEOや広告運用が得意なので、ちょうどご相談いただいた内容がうまくハマりました。
ただ昨年までのデータがない状態でしたので、学生さんが広告→ホームページ→採用サイトと見るなかで、どう伝えれば魅力を感じてくれるかには頭を使いました。
昨今の学生さんの仕事に対するモチベーションと、ラディックスさんの良さが交差するように、キャッチコピーや全体の文面、見え方にはかなり気を配りました。
自走するための具体的アドバイスと知見の蓄積
――ご経験のない中で広告を運用するのはとても大変だったと思います。
中田さん:
それでも、牧野さんに入っていただいて数ヶ月で徐々にわかるようになってきました。というのも、牧野さんがとてもフレキシブルに対応してくれたからです。
気兼ねなくいつでも連絡がとれるという安心感と、忌憚なく意見をいただけるのでとても助かりました。牧野さんのお知り合いの佐々木さんという方にも運用や設定の細かいルールを教えてもらい、短期間でノウハウを貯めることができました。動画でその都度ていねいに解説してくれるので、動画はすべて残してあります。
牧野:
このプロジェクトに佐々木さんを紹介できたことが私の最大の功績かもしれません(笑)
中田さん:
いえいえ。牧野さんにも佐々木さんにも大きくサポートをしていただきました。当社はどちらかというと広告が苦手な会社で、広告宣伝のノウハウも多くなく、情報発信に対しても消極的でした。
でも、採用広告で動画を流していて効果があり、そこからの流れで新しく動画配信への挑戦するなど、会社の大きな意識変化のきっかけにもなりました。
――そのような風土の中での広告運用は難しかったのでは。
中田さん:
会社としては、情報発信に対しては及び腰で必要なところには出していくという程度。会社の理念を誤解されるような広告は出せないので、さじ加減が難しかったです。今回の動画制作は大きなチャレンジですが、牧野さんが動画広告の展開方法もご存知なので、安心して任せることができました。
牧野:
実は弊社は動画マーケティングも得意としているので、その責任者である牧野ユカコの知見も合わせて、どのように動画を活用するかは深く検討していました。会社のブランディングや認知度アップの新しい流れになれば嬉しいです。
――他に苦労されたのはどのような点でしょうか。
中田さん:
会社の広告予算を無駄に使ってしまうのではないかという不安との戦いでした。視聴回数は稼げていてもターゲットがずれていたら意味がありません。緊張感のある時期もあり、牧野さんにはかなりざっくりとした質問を投げていたこともあると思います。
牧野:
思いの丈をぶつけていただいたので、私もできるだけ期待に添えるように回答していたつもりです。
中田さん:
忌憚ない意見をズバッといただけるので、とてもわかりやすかったです。一般的な会社だときっとここまで言ってくれないだろうな、というところまで伝えていただいたおかげで、かなり知見やノウハウが貯まりました。今は、自分たちで広告を滞りなく運用できるところまでは到達している気がしています。
ラディックス株式会社 黒瀬百合さん(以下、黒瀬さん):
就活中の学生さんに送信するLINEの文面も牧野さんにご確認いただいて、かなり伝わりやすい内容になったと思います。困ったことがあればなんでも「牧野さんに聞いてみよう」という安心感があります。
的確なターゲットに効果的なクリエイティブを配信できるまでに成長
――広告運用における目標設定に関してはどのようにお考えでしょうか。
中田さん:
とにかく、就活する学生さんにラディックスという会社を知っていただくということを目標に設定していました。
実際に、応募のきっかけをアンケートで回答していただいているのですが、その中で、広告によって当社を知った方が増えた結果となりました。具体的な数字をあげると、6%から11%と倍くらいになりました。
慣れない広告運用と競合が多い中にも関わらず、数字が上がっているのはとても嬉しいことです。
――その勝算は何だったのでしょうか。
中田さん:
牧野さんのコンサルティングのおかげもあり、ノウハウが蓄積し、この2年で自走できるようになったこと、すぐに設定ができるなど運用のスピードが上がったことは大きいと思います。
そして、広告の各媒体とのサポート連携ができるようになったことも大きな要因だと思います。毎月、広告の設定状態を書く媒体の担当者に確認してもらいながら丁寧にチェックしながら進めていくことで、的確なターゲットに有効なクリエイティブを配信することができました。
各媒体のプロの方たちと毎月話すようになって、自信がついたのもありますし、今は広告を不自由なく回せるようになったと思います。これができるようになったのも、牧野さんや佐々木さんの存在が大きいです。
牧野:
皆で作ったアカウントで成果を出して、かつそれをベースにして翌年自走までしていただけたことを聞くと、達成感がありますし何より喜んでいただけるのが嬉しいです。
ただこれは中田さん、黒瀬さんが良くしてくれたおかげさまなので感謝しかないです。
昨年作った広告とホームページのアカウントは、全て緻密なデータが取得できる構造なので、来年以降にも活かしていけるかと思います。
さらなる成長と、今後の展開は企業としてのブランディング
――今回のコンサルティングでの最も大きな成果は。
黒瀬さん:
心の安心です。特に最初の頃は常にこれでいいのかという不安がありましたが、これはよくないということをちゃんと言ってくれる人がいるという安心感は絶大でした。
社内の人間みたいな近い距離感と第三者の冷静な意見の両面が牧野さんにはあり、私たちが忌憚ない意見を求めていたことにも応えてくださったので、信頼できる存在です。
牧野:
忌憚ない意見を言う前には、一応「どこまで言っていいんですか」と確認はしました。そのときに「なんでも言ってください」と言われたのでそこにニーズがあるという認識で話をさせていただきました。
――マスドライバーだからこそ実現できたことはありますか。
黒瀬さん:
何より、採用サイトがよくなりました。今思えば、当初は情報が整っていなかったと感じます。
牧野:
会社の魅力をわかりやすく打ち出していくためのアドバイスをさせていただきました。
中田さん:
おかげさまで時代のトレンドやうまい見せ方を取り入れていかないといけないことを意識するようになりました。今、ラディックスのコーポレートサイトのリニューアルが進んでいるのですが、その基準に採用サイトが活用されています。
牧野:
それは嬉しい動きですね!
――今後、マスドライバーに期待することは。
中田さん:
採用広告の領域では、採用サイトのSEO対策など、より多くの方に見てもらうための対策がまだまだたくさんあると思うので、そのための助言をいただけたらと思っています。
会社全体の領域で言うと、ホームページのリニューアルも含めた企業ブランディングを今後数年で作っていきたいという流れがあるので、それを手伝ってもらえたら嬉しいです
牧野:
ありがとうございます。しっかり受け止めました。これからもよろしくお願いします!