被リンクとは?増やす方法やSEO対策の影響|効果がないと言われる理由

2026.01.06

SEO対策の一環として「被リンク」と呼ばれる施策が重要視されています。被リンクはGoogleなどの検索エンジンがサイトの価値を判断するうえで、非常に重要な指標のひとつです。

一方で、「被リンクはもう効果がない」といった意見や、誤った施策でペナルティを受けてしまうケースも存在します。

この記事では、SEO対策における被リンクの基本的な意味や効果、良質な被リンクの獲得方法について解説します。逆効果となってしまう被リンクの施策や注意点についても触れていますので、あわせてご参照ください。

この記事を読んで分かること
  • 検索順位とドメインパワーを高める「良質な被リンク」の条件
  • SNS活用やコンテンツ制作による具体的な被リンク獲得のアプローチ
  • 生成AI時代に「権威性」の証明として不可欠な理由とサイテーションとの違い
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この記事の目次

被リンクとは

被リンクとは、外部のWebサイト・ドメインから、自社のWebサイトへ向けて設置されたリンクを指します。SEO(検索エンジン最適化)対策において、検索順位を向上させる非常に重要な要素のひとつです。「バックリンク」とも呼ばれます。

被リンクの特徴
  • 被リンクは外部サイトからの「投票」であり、SEOでもっとも重要
  • 昔と違い「量」より「質」が圧倒的に大切
  • 良質なコンテンツ作成とSNS等での発信が王道
  • リンクスパム(購入や不自然なリンク)はペナルティのリスクあり

Google検索のアルゴリズムは、外部からの被リンクが多いと、「他者が参考にするほどコンテンツの質が高い・信用度がある」と判断するのがポイントです。被リンクの獲得によって、コンテンツやドメインの評価が高まり、検索順位を上位に押し上げる効果が期待できます。

被引用数の多い論文は数多の研究者から注目され、価値を認められているとする発想。「学術論文の出典・引用」といった考え方がGoogleアルゴリズムに導入されている

被リンク・内部リンク/外部リンクの違い

SEO対策では、リンクの「向き」によって、被リンク等の呼び方が変わります。基本的な考え方として、「被リンク」は自社が介在しない外部の行動によってもたらされます。

SNSで例えれば「他者によるシェアや拡散」のように、公開したコンテンツ・自社サイトに対して、外部からリンク込みで言及されるアクションが「被リンク」です。

種類リンクの向きSEOへの主な影響
被リンク他サイト → 自サイト・SEO的効果がもっとも高い
・サイトの権威性
・信頼性向上
内部リンク自サイト 自サイト・SEO的効果は中程度
・ユーザーの回遊性改善
・クローラビリティ向上(サイト構造を検索エンジンに正しく伝える)
外部リンク自サイト → 他サイト・SEO的効果は低い
・情報の信頼性担保
・ユーザーの利便性の向上

内部リンクと外部リンクの違いは、他者ページのドメインをまたぐかどうかです。自サイト内のドメインで完結していれば、「内部リンク」になります。主に、ユーザーのサイト回遊率を高めて、関連性の高いコンテンツの提供によってサイト評価を高める施策です。

一方で、自サイトから外部サイトのドメインへ送る場合は、「外部リンク」になります。情報元のソースとして提示することで、読者の信頼性を高めたり、詳細をチェックしたいユーザーの利便性を高めたりする施策です。

SEOのシーンでは「被リンク」を「外部リンク」と呼んだり、「内部被リンク」や「外部被リンク」といった使い分けがあったりと、混同してしまいがちです。しかし、厳密に「被リンクは外部から自社へのリンク」に統一されている点にご注意ください。

被リンクがもたらすSEO対策の効果・メリット

SEO対策において、適切に獲得された質の高い被リンクは、単なる検索順位の上昇だけでなく、Webサイトの信頼性や認知度向上、クローラビリティにも貢献します。

ここでは、被リンクがもたらす具体的なSEO対策の効果とメリットを解説します。

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検索エンジンからの評価アップと権威性の担保

被リンクでもっとも大きなメリットは、検索エンジンからのサイト評価(SEO評価)を高める効果です。Googleをはじめとする検索エンジンは、被リンクを「第三者による支持・推薦」として、ある種の「投票」のように解釈します。

多くの質の高いサイトからリンクされているページは、「それだけ多くの支持を集める価値のある、信頼できるコンテンツである」と判断されるのがポイントです。

Googleがコンテンツの品質を評価するために用いる指標「E-E-A-T」(経験・専門性・権威性・信頼性)のうち、特に「権威性(Authoritativeness)」と「信頼性(Trust)」を外部から担保する行為にあたります。

結果として、良質な被リンクを多く獲得しているサイトやページは、検索エンジンからの評価も向上し、特定のキーワードにおいて検索結果の上位に表示されやすくなるのがメリットです。

Webサイトの実績・信頼性を表した「ドメインパワー」のアップに繋がる(※Googleによる直接的な指標ではない)

クローラビリティの向上(インデックスの促進)

被リンクは、検索エンジンのクローラー(情報を収集するロボット)が自サイトを発見しやすくする「道しるべ」の役割も果たします。これをクローラビリティの向上と呼びます。

クローラーは基本的に、Web上に存在するリンクをロボットが辿ってページを見つける仕組みです。

  1. 新しいページや更新されたページを発見(クロール)
  2. 情報をデータベースに登録(インデックス)

新しく作成したサイトやページは、外部からのリンクがないとクローラーに発見されるまでに時間がかかるケースも珍しくありません。

そこで、すでに検索エンジンに認識されている信頼性の高いサイトからリンクを張ってもらえば、クローラーはそのリンクを経路として迅速に自サイトを訪れやすくなります。

その結果、ページの発見からインデックスまでの時間が短縮され、SEO評価を受けるプロセスが高速化されるのがメリットです。

参照トラフィックの獲得と認知度向上

被リンクはSEO対策による検索順位だけでなく、「直接的な流入」を生み出せるのもメリットです。関連性の高いトピックを扱うサイトや、多くの読者を持つ人気サイトに自サイトのリンクが掲載されると、そのリンクをクリックしたユーザーが直接訪問してくれます。

こうして生み出された参照トラフィックは、自サイトのトピックに関心を持っているユーザー層がほとんどです。その結果、質の高いユーザー層にリーチできるチャンスが生まれます

さらに、「業界内で権威のあるサイト」「専門メディア」から引用・参照されること自体が、自社のブランドやサービスの認知度向上に直結するのもポイントです。第三者からの「お墨付き」を得ることで、サイト訪問者や潜在的な顧客に対する信頼性の構築にも大きく貢献します。

獲得した被リンクの詳細を確認する方法

現状、自サイトがどの程度被リンクを獲得できているのか把握する方法は以下の2通りあります。

  • Googleサーチコンソール(無料)
  • サードパーティ製のSEOツール

Googleサーチコンソール(無料)

Googleが公式に提供している無料ツールです。サイト運営者であれば、まずサーチコンソールをもとに被リンク状況を確認しましょう。

STEP
Googleサーチコンソールにログイン
STEP
対象のWebサイト(プロパティ)を選択
対象のWebサイト(プロパティ)を選択
STEP
左側のメニューから「リンク」を選び「外部リンク」をチェック
左側のメニューから「リンク」を選び「外部リンク」をチェック
確認できる主な情報
  • 上位のリンク元サイト:自社サイトにもっとも多くリンクしているドメインリスト
  • 上位のリンク元テキスト:リンクに使われているアンカーテキストのリスト
  • 外部リンク:どのページがリンクされているか、そこへリンクしている「上位のリンク元サイト」

サードパーティ製のSEOツール

より詳細に、網羅的に被リンク状況を確認したい場合は、有料のSEO対策ツールを利用するのもおすすめです。広範囲のWebを独自にクロールしているほか、膨大な被リンクのデータベースを持っているため、被リンクによる「自社のポジション」や「ドメインの価値」を可視化できます。

代表的なSEOツール
  • Ahrefs:世界最大級の膨大な被リンクデータを保有。競合サイトの分析精度が非常に高く、豊富な機能を搭載
  • Link Explorer:独自の指標「ドメインオーソリティ(DA)」でサイトの権威性も測れる
  • Ubersuggest:被リンク分析やキーワード調査機能も充実。比較的安価に利用できる

SEO対策には「良質な被リンク」が重要

被リンクがSEOに与える影響について、「もう効果がない」といった意見が聞かれることもありますが、正確ではありません。「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」でも、関係のあるリソースにリンクをする、必要に応じてリンクをするといった行動が推奨されています。

また、度重なるGoogleの社内文書の流出でも、数よりも高品質なリンクが重要だと判明しており、流入の多いページからの被リンクほどリンク評価が高まるとされています。

つまり、SEO対策として被リンクの効果を望むなら、「良質な被リンク」の獲得が欠かせません。ここでは、良質な被リンクとは何か、質の低い被リンクとの違いや参考例を紹介します。

良質な被リンクとは

良質な被リンクとは、検索エンジンから「価値のある自然な推奨行為」として高く評価されるリンクです。主に以下のような特徴を持つリンクが該当します。

  • 関連性の高いサイトからのリンク:自サイトのテーマや業界と密接に関連するサイトからのリンクは、その分野における専門性や権威性を示すものとして高く評価される
  • 権威性・信頼性の高いサイトからのリンク:公的機関、教育機関(.go.jpや.ac.jpなど)、業界の主要メディア、専門家など、社会的に信頼されているドメイン(一般にドメインパワーが強いとされるサイト)からのリンクは、非常に価値が高いと判断される
  • ユーザーによって自然に設置されたリンク:コンテンツを読んだユーザーが「この記事は有益だ」「他の人にも勧めたい」と感じ、自発的に自身のサイトやブログで紹介・引用した結果として設置されたリンク(ナチュラルリンク)は、理想的な被リンク
  • アンカーテキストが適切であるリンク:リンクが設置される際のテキスト(アンカーテキスト)が、リンク先のコンテンツ内容を適切に示している場合(例:「こちら」ではなく「SEO対策の方法」)、検索エンジンはリンク先のページ内容をより正確に理解できる
  • 流入数の多いページからのリンク:2024年に流出したGoogleの内部資料によると、主に3階層にリンク評価が分かれており、流入の多いページからの被リンクはもっとも高品質として重視される

質の低い被リンクとは

質の低い被リンクとは、SEO評価を意図的に操作するためだけに設置されたと見なされるリンクや、ユーザーにとって価値のないリンクを指します。「リンクスパム」とも呼ばれ、Googleのガイドラインで明確に禁止されているのがポイントです。

過去には単に被リンク数が多ければ評価される時代もありましたが、現在の検索アルゴリズムははるかに高度化しています。「低品質なリンク」「不自然なリンク」は評価されないどころか、サイトの評価を下げる「スパム行為」としてペナルティの対象となるリスクも。

以下のようなリンクは、SEO対策としての効果が望めないばかりか、手動ペナルティを受ける可能性を含んだ質の低い被リンクとなります。

  • 購入・交換されたリンク:金銭の授受や物品・サービスの交換によって獲得されたリンク(ただし、広告目的でrel=”nofollow”やrel=”sponsored”が明記されているものを除く)
  • 関連性のないサイトからの大量リンク:自サイトのテーマとまったく無関係なジャンルのサイト(例:美容サイトから金融サイトへ)から大量に設置されたリンク
  • 自動生成されたリンク:プログラムやボットを利用して、Webサイトのコメント欄やフォーラム(掲示板)に無差別に設置されたリンク
  • 隠しリンク:背景色と同じ色でテキストを記述したり、非常に小さなフォントサイズにしたりするなど、ユーザーには見えないように隠されたリンク

nofollow属性の被リンクは意味がないのか?

「nofollow属性がついた被リンクは、SEO効果がないから意味がない」という話を聞いたことがあるかもしれません。かつて、nofollowは検索エンジンに対して「リンクを辿らず、評価(リンクジュース)も渡さない」という明確な「命令」として機能していました。

確かに、順位上昇に直接的な効果が期待できるのは、「属性なし(dofollow)」のリンクです。

しかし、結論から言えば、「nofollow属性の被リンクには意味がない」という認識は正しくありません。2019年にGoogleが行った施策によって、「nofollowは命令からヒントに変更された」のがポイントです。現在ではnofollow属性の被リンクにも、SEO対策として一定の価値があります。

  • nofollow属性の有無に関わらず、リンククリックから直接的なトラフィックを生み、将来の「dofollowリンク」を生む
  • nofollowはあくまで「ヒント」になり、権威性や信頼性のシグナルはGoogleが判断するようになった
  • 被リンク構成が自然になる

SEO対策の観点では、外部から受ける被リンク全体の構成の自然さも重要です。もし、あるサイトが獲得している被リンクが、すべてSEO効果を狙った通常のリンク(dofollow)だけで構成されていたら、それはむしろ不自然に見えるでしょう。

Webサイトが自然に認知されていく過程では、SNS(XやFacebookなど)やプレスリリース、フォーラム、コメント欄など、nofollowが自動的に付与される場所からのリンクが自然に増えていくのも事実です。

言い換えれば、nofollowの被リンクが適度に存在すればリンク獲得活動が人為的な操作ではなく、自然な形で行われていることを示すひとつの証拠になるとも言えます。

良質な被リンクを獲得する方法

SEO対策として被リンクの獲得を目指すときは、リンクを獲得する意識よりも、「有益なコンテンツを発信し続けた結果、自然と参照・引用(リンク)される状況」が理想的です。

とはいえ、本質にこだわったSEO対策をゼロから始めると、良質な被リンク獲得まで時間がかかってしまいます。ここでは、良質な被リンクを獲得する方法(リンクビルディング)についてそれぞれ解説します。

  • リンクを獲得できるコンテンツを作成する
  • SNSなどで露出を増やす
  • 積極的にリンクを獲得しにいく

リンクを獲得できるコンテンツを作成する

SEO対策において、被リンクの獲得戦略で、もっとも王道かつ安全な手法が「質の高いコンテンツの作成」です。人々が参照元や「役立つ情報源」として紹介したくなるような、質の高いコンテンツを作成し、自然とリンクが集まるのを待つ方法として知られています。

具体的には、以下のようなコンテンツが被リンク獲得に有用です。

  • 一次情報・独自調査の公開:自社独自のアンケート調査結果・業界データ・実験レポートなどは、他のメディアやブロガーによって「◯◯の調査によると…」と引用されやすくなる
  • 網羅的で詳細なガイド記事:特定のトピックについて、他を圧倒するほどの情報量と質で解説した「完全ガイド」や「究極のまとめ記事」は、「詳しくはこの記事を参照」という形でリンクされやすくなる
  • 便利な無料ツールやテンプレートの提供:特定の計算ができるシミュレーター、業界特有のテンプレート(例:契約書の雛形、チェックリスト)などは、ブックマークされるだけでなく「このツールが便利」と紹介されやすい資産となる
  • インフォグラフィックスや図解の活用:複雑な情報を視覚的にわかりやすくまとめたインフォグラフィックスは、ほかのサイトが解説記事で「図解」として引用・転載(※出典リンク付きで)する材料になる

「専門性が高い」「網羅性が高い」「独自性が高い」「最新情報を反映させている」といったポイントを満たして制作することで、自然とユーザーに拡散されやすいコンテンツを制作できます。

SNSなどでコンテンツの外部露出を増やす

質の良いコンテンツを作成しても、多くの人に見てもらえなければ被リンク獲得は困難です。コンテンツ公開後はSNSでの露出を増やし、より多くのユーザーに届けましょう。

記事下にSNSシェアボタンを設置すると、有益だと感じたユーザーがシェアしやすくなるため、SEO対策の一種としてもおすすめの施策といえます。

なお、SNSを運用していない場合は「メルマガ配信」や「プレスリリース」も有効な手段です。プレスリリースとは、新商品やアンケート結果などの企業情報を、PRサイトや報道機関といった媒体社に告知する取り組みです。

特に作成コストがかかるアンケート結果や図解など、他者が事業で活用しやすいコンテンツは被リンクを獲得しやすい傾向があります。その際は、プレスリリース内に「引用時はリンクを記載」と注意書きを加えて自社サイトに言及してもらえるようにしましょう。

積極的にリンクを獲得しにいく

良いコンテンツを作っても、SEO対策のみでは露出機会が少なくなってしまいます。特に、中小企業などが競争率の激しいクエリへ進出するのは難しいのも事実です。そこで、積極的に「知らせる」活動が求められます。

具体的に、リンクの獲得に繋がる営業手法は以下のようなものが挙げられます。

  • ゲストポスティング(寄稿):自社と関連性の高い業界のメディアやブログを探し、「記事を寄稿させてほしい」と提案&プロフィールや自社リンクを設置させてもらう
  • 壊れたリンク切れページの活用:関連性の高いWebサイトを閲覧し、「リンク切れ(404エラー)」になっている外部リンクを自社サイトに置き換えてもらえないか提案する
  • 被リンク営業:関連性の高い他サイトの運営者に対し、被リンク営業を仕掛ける

特に、外部へ積極的にリンク獲得をする場合は、AhrefsやSemrushといったツールを活用して競合との被リンク獲得差分をチェックするのもポイントです。獲得できそうな営業先をピックアップし、フォームDMやメールを送信して被リンク営業を行う手法もあります。

ただし、「質の高いコンテンツを作成する」「SNS等でシェアされやすい土壌を作る」といった施策に比べると、良質な被リンクとは少し異なる。とはいえ、特に中小企業などサイト運営の序盤を推し進めるうえで、被リンク営業は効果のある手法のひとつ

SEO対策として被リンクを集めるときの注意点

SEO対策として被リンクの獲得を目指す際に「集め方」を誤ると、効果がないどころか、Googleからペナルティを受け検索順位を大きく下げる原因にもなりかねません。

ここでは、SEO対策における被リンク施策の注意点を紹介します。

リンクの量よりも「質」と「関連性」を最優先する

被リンクは、単に数が多ければ良いものではありません。関連性のない100の低品質なサイトからのリンクよりも、自サイトのテーマと関連性が高く、権威ある1つのサイトからのリンクの方が、SEO評価において圧倒的に価値があります。

リンクを集める際は、「このサイトは自分のサイトの読者にとっても有益か?」「業界内で信頼されているサイトか?」という視点を常に持つことが重要です。

言い換えれば、低品質なページから被リンクを集めても、SEO的な効果は期待できません。

短期間で不自然に増やさない

良質な被リンクは通常、コンテンツの価値が認められ、時間をかけて徐々に増えていきます。もし、数日間で何百ものリンクが突然増えるようなことがあれば、極めて不自然であり、検索エンジンから「人為的な操作が行われている」と疑われる原因となる場合も。

特に新しいドメインや開設したばかりのサイトは、ゆっくりとしたペースで自然に増えていくのが通常です。一方で、新サービスローンチなど短期間で多くの被リンクを獲得するケースもあり、一概に「短期間で増えることが悪」という訳でもありません。

アンカーテキストを多様化させる

アンカーテキスト(リンクが設定されているテキスト)が、すべて特定のSEOキーワードに集中していると、非常に不自然であり、リンク操作を疑われるリスクが高まります。

自然な被リンクは、以下のようにアンカーテキストが多様化する傾向があります。

  • サイト名・会社名(例:「〇〇カフェ公式サイト」)
  • 記事のタイトル(例:「東京の隠れ家カフェ10選」)
  • URLそのもの(例:「https://example.com/tokyo-cafe」)
  • 一般的な文言(例:「詳しくはこちら」「〇〇の調査によると」)

特定のキーワードで上位表示を狙うあまり、アンカーテキストを偏らせないよう注意が必要です。

被リンクを監視する

自社サイトに対して、スパムサイトから大量のリンクが張られてしまうケースがあります。ブラックハットSEOや逆SEO、ネガティブSEOとも呼ばれる手法の一種です。過去にも、大量に有害なリンクがついてしまうと、自社サイトの検索順位が大幅に下落してしまう事例がありました。

もし悪影響を及ぼしそうな質の低い被リンクを発見した場合は、Googleの「リンク否認ツール」を使用して、リンクを評価の対象外とするよう申請するのも選択肢のひとつです。サイト運営者に掲載削除を拒絶された場合は、Googleの否認ツールを活用することで、スパムリンクを拒絶できます。

ただし、スパムサイトから貼られる度にリンクを否認する必要はありません。2025年現在では、Google検索エンジンの責任者も「リンク否認の必要はない」と明言しています。

一方で、サイト運営がスタートしたばかりのタイミングで悪質なスパムリンクを貰ってしまうと、ペナルティを受けてしまう可能性も。「手動でペナルティを受けてしまった」など、限定的なタイミングにのみ否認リンクツールの活用をおすすめします。

生成AI時代に被リンクは価値があるのか?

生成AI時代において、被リンクの価値は失われるどころか、その「質」の重要性が一層高まっています。「AIによる概要(AI Overviews)」が出現した現在でも、検索エンジンの原則は変わりません。

AIはゼロから回答を創造するのではなく、Web上に存在する膨大なコンテンツを「学習」し、「要約」して提示します。また、ChatGPTやGeminiなどの生成AIも、チャットのやり取りの裏では「グラウンディング」による情報源の紐づけと検索が行われています。

つまり、AIも「信頼できる情報源」を必要としているのが現状です。

被リンクは「権威性・信頼性」の最強のシグナル

SEO対策において、被リンクは検索順位を上げるためのブースター的存在でした。しかし、これからは「検索順位を上げる」目的から、「AIに信頼できる情報源として引用・参照される」点にも着目しなければなりません。

ここで「被リンク」が決定的な役割を果たします。質の高いサイトからの被リンクは、権威があり、信頼できる情報源であると示す強力なシグナルです。また、多くの生成AIは、いまだにGoogle検索結果との関連性が見られます。

つまり、被リンクによって獲得した権威性・信頼性は生成AI時代にも非常に有効となり、「他者からの投票」が多い情報として優先的に参照されやすくなるのがポイントです。

生成AI時代には「サイテーション(言及)」も重要

SEO対策では被リンクも重要ですが、生成AI時代のLLMOでは「サイテーション(言及)」も重要です。サイテーションとは、外部サイトで自サイトの名前やブランド名等がテキストで言及されることを指します。これに、被リンクの有無は関係ありません。

AIが学習するWeb上の情報には、誤情報や架空の情報も含まれます。そのため、AIは情報源が本物かどうか、「実在する信頼できる主体」によって発信されているかを常に検証しようとします。

リンクがなくとも、多くのメディアや公的機関、専門家から言及されている事実は、AIにとって「このブランドは実在し、かつその分野で広く知られている(著名である)」と判断する重要な根拠のひとつです。

その結果、「◯◯でおすすめのサービスを教えて」といった生成AIのチャットから、自社サービスの訴求や紹介が行われる効果に繋がります。

これからのSEO対策は、1記事あたりの検索順位だけでなく、AIの回答ソースに選ばれるための「信頼性の構築」が中心となります。その基盤として、質の高い「被リンク」と「サイテーション」の価値は、今後ますます高まっていくと言えるでしょう。

まとめ:自然な被リンクの獲得には「質の高いコンテンツ」作成がベスト

被リンクとは、外部サイトからの「投票」のようなもので、検索順位の向上効果が期待できます。そのため、SEO対策においてもっとも重要な要素のひとつです。とはいえ、リンク数が多ければ良いという訳ではありません。あくまで、「質の良いリンク」を獲得することが重要です。

リンクスパムやリンクの購入はペナルティのリスクがあるため、関連性の低いページ同士でやり取りするのは推奨できません。良質なコンテンツの作成や、それをベースにしたSNSでの発信・拡散など、自然な被リンクを獲得できる取り組みがもっとも大切だと言えるでしょう。

とはいえ、自社のWebサイトを構築したばかりだと被リンクの獲得が遠い道のりになってしまうのも事実です。もし、SEO対策における被リンク獲得などにお悩みの場合は、この機会に株式会社マスドライバーまでお問い合わせください。

Webマーケティングのプロが、被リンクの獲得を含めてさまざまな角度からトータルサポートいたします。

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この記事を書いた人

牧野 徹郎

牧野 徹郎

まきの てつろう

総合的なデジタルマーケティングを得意とし、15年以上のキャリアを持つマーケター。神奈川県出身で、現在はアメリカ・テキサス州ダラスに在住。広告運用からキャリアをスタートし、アプリマーケティング全般を手がけながら、インストール促進からLTV最大化まで一貫して取り組んできました。独立・起業を経て、自社サービスの成長に必要なSEO、広告、Web制作のノウハウを徹底的に磨き、現在はクライアントのビジネス成功をサポートすることに注力しています。

近年では、生成AIやAIエージェントを活用したマーケティングおよび業務自動化にも精通。
法人向けeラーニング講座「DX・AI活用人材開発オンライン講座」にて講師としても登壇。AIの基礎からマーケティングへの活用、業務自動化への応用まで、実務に即したAI活用法を体系的に解説するなど、企業のDX推進と人材リスキリングにも力を注いでいる。

この記事の監修をした人

寿倉歩

寿倉歩

ひさくら あゆむ

1982年生まれ、メディアや証券、保育など様々な業界を経験後、2005年にアフィリエイトASPを運営する株式会社ウェブシャーク(現Yogibo)初期に参画。
2008年に株式会社マイスタースタジオ設立、2016年に株式会社テミスホールディングス(現ラッコ)のメディア事業を管掌、同社取締役を経て2022年より社会を良くする商品・サービスを広げることを目的とした成果報酬型の広告プラットフォーム ソーシャルグッドリンクを創業、同社代表を務める。

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